【第一回戦】加賀見千鳥の行動方針【魔族強襲】 2014/02/14_Fri_22:38

「千鳥で何か書きたい」という衝動から

荒れた森の中を駆ける。
　樹から樹へと飛び移りながら、現状を把握しようと目を動かす。耳を傾ける。気配を辿る。


　見えるのは荒れ果てた森、本来そこで生活していたであろうポケモン達を貪り食らう異形な存在。

　聞こえるのは喧騒、悲鳴と思しきポケモン達の声。剣戟の音、“戦っている”という事実。


　森を駆ける。
　視界の先に見えた異形のモノ達。逃げ惑うポケモン達。
　私は彼等を護るように一本のクナイを異形の……人間の眉間と思しき場所へ投げつけた。

　正確に、射止める。

　次の異形には冷気の篭った拳をお見舞いし、別の異形には膝を入れる。
　素早く、重く、正確な一撃を一体一体に撃ち込んでいく。

　倒れる異形、伏せる異形、落ちる異形。
　異形の屍に囲まれ佇む私の姿。
　その身は、べったりと異形の“血”と思しきものに塗れていた。
　――あちらからしたら、今の私は“悪鬼”のように見えるのだろうか？
（……考えるほどの事でもないですね）
　この異形のモノ達が原因で森が荒らされたのは、紛れも無い事実。
　私達は“危険”と判断して、こうして討伐に来たのだ。
　あちらがどんな思いで動いているのかは知る事もないのだろうし、知ったからと言ってこの事実を帳消しに出来るほど、この世の生き物は慈悲深くない。

　新たな異形を仕留める、仕留める、また、仕留める。

「……貴方方自体に恨みはありません」
　異形のモノへ一歩近づく。
「ありませんが」
　自分でも感じるほどに、それへ向ける視線は冷たい。
「大人しく我々に討伐されてください」
　重い一撃が、また異形の体を襲う。

　

「恨むのならば、被害者（我々）の怒りを買った加害者（貴方自身）に、どうぞ」

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　その姿は、冷酷無慈悲。

＊加賀見千鳥　行動方針＊
　・優先としてはあくまで森に暮らしていたポケモンの避難促進と魔族の討伐です
　・騎士団の人達が魔族の討伐を邪魔しようとするのならば、対峙する事もありますが
　　あくまでポケモンの避難促進と魔族の討伐を優先的に行います
　・彼女からしたら今回の事は（※彼女自身は中立というか冷静な所もありますが）
　　「此方は貴方達の飼い犬にかまれて結構な怪我をしたのに貴方達は実質此方に
　　謝罪すらせず飼い犬の擁護に走るんですねもっと周囲見てくれませんか？　割と
　　この怪我痛いんですよ？」といった思考があるかもです